押して忍ぶ
2006年11月21日
「小さき者へ」重松清
さすが重松。やっぱり細かな感情の表現などはピカ一。
この作品は親子の在り方みたいなものを記している。
あとがきにもあるが、「解決しなさ加減」が目立つ重松作品の中でも、特に「解決しない」全6編だったんじゃないか。
見る人によっては「中途半端」とか「すっきりしない」なんて意見もあると思う。
が、僕はそれでいいと思う。重松の作品はまさしく「リアル」そのものなんだと思う。
生きていれば必ず壁にぶち当たり、完璧に乗り越えていける人なんていない。ぶつかりながら、それでも少しずつ何とか自分の足で前へ前へ進んでいく。
そんな作品を書きたかったのではないか、それが重松の考えであり「リアル」なんだと思う。
この作品は泣くために読むのではなく、元気をもらうために読んでみるといいかもしれません。
SAW3。映画やるみたいだけど、本出てなくね？探したんだがなかった・・・・
何か新作が出る周期が短くていいねぇ。
隊長→また映画見たら感想下さい。
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