物思い　　　重苦しいので読める人だけ

最近ふと考える事があります。

「自殺はどうしていけないのか？」

目の前で自殺しようとしている人がいれば誰でも助けるでしょう。その時「なぜ死んではいけないの？」と聞かれたら皆さんはどう答えるでしょう。
自分は「生きていればきっと楽しい事があるさ」とか「周りの人が悲しむよ」くらいにしか言えないと思います。
今日本では年間3万人以上の人が自ら命を絶っています。
そうした人たちの多くは、「生きる意味が見つからない」「生きていても希望が見えない」などという理由で自殺を選択します。これから先の人生、まだまだ長い道のりを楽しい事だけをやって過ごす。なんて到底無理な話です。生きていればつらい事の方がはるかに多いですし、希望や夢がある人の方がきっと少ないでしょう。
「今の苦しい現実から逃れたい」そういう人の自殺を食い止めたとしましょう。それからあなたは何をしてあげられますか？生きろという事は「今の苦しみを受け続けろ」と言っているようなものではないかと思います。
こんな意見があります。
「生きる権利があるのならば、死ぬ権利が欲しい。自分から脳死状態になれるのなら、今でもそれを望みます。生きたい人に臓器を提供して、生きたい人には生きてほしい」
どうでしょうか。生活難で貧しく病院で手当も受けられない。生きたくても生きられない。そんな人たちが世界にいまだあふれています。自分もよく上の意見のように思います。「今捨てている食べ物を貧しい人たちに分けられたら」「自分たちが少し我慢して寄付金をあげられたら」これは到底無理な事ですし、ただの綺麗事に過ぎないと思います。
どこかのサイトにこうありました。
《自殺を止められた人は、そのときは、死にたかったと思っても、後になれば、あのとき死ななくて良かったと思っています。
死ぬことはいつでもできますが、死んでしまったら、取り返しがつきません。やり直しができません。
だから私は、死を考えている人たちに、結論を早く出さないでと、訴えているのです。
何とか、今日、生きていこう。明日の朝を迎えようと。
一番苦しいときを、なんとか、ごまかしでも、小さな理由でもいいから、とにかく、通り過ぎることができれば、そのあとに、不思議なことに、生きる気力が、生きるエネルギーが、自然に復活してくるのです。》
自分も自殺を考えた事はありませんが、生きる意味が分からなくなる時が多々あります。つらい時は逃げ出したくなります。でもそれを乗り越えればきっと・・と思い毎日を生きている時期もありました。
これは個人の見解ですが、自殺とは「逃げ」です。今自分の持っているすべての責任を残された人に背負わせる。しかし自殺を考える時は他人の事まで気が回らないでしょう。逃げる事が悪いとは思いません。そうしなければならない時はあるはずです。しかし、そこから挽回のチャンスを信じてまた何とか頑張る。こういう考えがあるといいと思います。命を絶てば挽回のチャンスなどまったくないのだから。
これは今個人の見解であって、自殺を本気で考えてる人の事は分からないので本当に無責任な回答かもしれません。
結局「自殺が悪い理由」「生きる意味」これらの結論を出さない限りは止める事はきっと無理でしょう。しかしこの答えはきっと誰にも分からないと思います。自分でもここまで書いておいてまったく結論が導き出せません。一人一人が「生きる意味」まではいかなくとも「生きる歓び」これを少量でも持っていて欲しいと思います。
皆さんもぜひ考えてみて下さい。「自殺がなぜいけないのか」

長い文章の上に重苦しいテーマで文面がめちゃくちゃですいません。
一応自分の思った事を率直に書いてみました。